三宝・神具は、いにしえより下市において生産されていました。後醍醐天皇が、吉野に皇居を移されたとき、献上物の器として、三宝を用いたのが始まりとされ、豊富な吉野ヒノキを加工した伝統産業です。良質のヒノキ材の白木地がもつ高雅な美しさが特徴です。現代では、お正月の鏡餅を飾る鏡台として使われており、また、家の新築や結婚などの慶事の際や厄年には、新しい三宝を取り替えてお正月を迎えれば、新しい年の年神様が一家の安全を守り、幾久しき富貴円満を授け、子孫繁栄すると伝えられています。
色々な形やサイズの三宝があります。